Airbnb Japan公共政策の取り組み

地域に根付く観光の発展に向けて

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引き続き大きな成長が見込まれる日本の観光の発展に向けて、Airbnbは安全で持続可能、そして責任ある旅を促進しています。旅行者を受け入れる地域コミュニティのみなさまと協力し、地域に根付くホームシェアリングを進めることで、Airbnbは地域活性化に貢献できると信じています。ぜひ、わたしたちの取り組みをご覧ください。

安全な観光へ

Airbnbは、旅の始まりから終わりまで、旅行者と地域コミュニティのみなさまの安全が最優先であると考えています。そのため、ゲスト(旅行者)、ホスト、地域コミュニティそれぞれにとっての安全を念頭に、騒音対策や緊急サポート窓口の設置といったさまざまな対策の導入、また民間企業や地域団体などとの連携を進めています。
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たとえば、Airbnbは世界で、周囲に迷惑をかけてしまう可能性のあるパーティー利用の防止対策として、「予約スクリーニング」技術を導入しています。ゲストのレビューの履歴、旅行の長さ、予約した日程といった要素から、よりリスクの高い潜在的な予約を特定し、不適切な利用を予防することを目的としています。(詳細はこちらこのほかにも、観光の安全性を守るための取り組みを多数行っています。

持続可能な観光へ

Airbnbは、地域コミュニティに根ざしたプラットフォームです。わたしたちは、旅行者と地域コミュニティの双方にとって、持続可能な旅の実現を推進しています。たとえば、地方自治体との連携を通じて、空き家や古民家の改修を行ったり、地方誘客を促進したりして、観光が地域コミュニティにポジティブな影響をもたらすよう努めています。
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地方自治体とのユニークな取り組みの1つが、Airbnb Japanと北海道清水町の連携です。両者は 2022年6月、観光促進と経済発展を目的とした包括連携協定を締結しました。同協定に基づき、両者は空き家や遊休資産を活用して地域経済を活性化し、持続可能な観光を推進しています。清水町の住民がAirbnbを通じて旅行者に民泊を提供することで、同町の年間宿泊者数は大きく増加し、移住者の呼び込みにも成功しています。(詳細はこちら

責任ある観光へ

Airbnbは、旅行者と地域のみなさまが互いに心地よく過ごすことができるように、責任ある観光(レスポンシブル・ツーリズム)を推進しています。わたしたちは、国・自治体の規制遵守や、新しいテクノロジーを活用したさまざまな対策の導入などに加え、ゲストとホストに対する啓発活動も行っています。
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日本における責任ある観光を促進する取り組みとして、Airbnb Japanは訪日外国人に対して、日本へ旅行する際のマナーを啓発する動画を4言語で作成し、YouTubeで公開しています。動画では、ゴミの出し方や公共の場でのエチケット、騒音を立てないことなど、旅行者に知ってもらいたいマナーを紹介しています。本動画はこちらのYouTube公式チャンネルでもご覧いただけます。

日本の観光課題に対して、Airbnbができること

コロナ後の観光客の急増により、日本は恩恵を受けるだけなく、対処すべき課題にも直面しています。Airbnbは、これらの課題を解決するには、民と官、日本の観光に携わる全ての人にできることがあると信じています。わたしたちAirbnbも、ホームシェアリング事業を通じ、日本各地の課題解決に尽力しています。たとえば、地方自治体などとの連携を通じて、空き家の宿泊施設としての活用、災害時の避難所の提供支援、旅行者の地方分散などを進めています。日本の観光課題に対するわたしたちのさまざまな取り組みは、以下の各項目をぜひご確認ください。

I 日本の観光課題に対するわたしたちのさまざまな取り組み I

I 日本の観光課題に対するわたしたちのさまざまな取り組み I

空き家・古民家の宿泊施設への転換

総務省が2024年に発表した令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果によると、2023年10月1日時点で、日本全国の総住宅数のうち空き家の数は900万戸を超え、過去最多となりました。多くの空き家は、自治体が維持・管理することができず、老朽化したまま放置されてしまっています。一方で、空き家は、地域の観光産業を活性化させる可能性を秘めています。2024年6月に発表されたデータによると、日本人が民泊に投資する理由で最も多かったのは「空き家を有効活用したかった」からでした。Airbnbは、全国古民家再生協会への寄付オリコ無印良品などの企業との共同イニシアティブ、北海道清水町といった地方自治体とのパートナーシップなどを通じて、日本の観光産業において空き家を活用するためのプロジェクトに数多く参画しています。

旅行者の分散を通じたオーバーツーリズムの抑制

特定の地域に観光客が集中すると、その地域コミュニティには負荷がかかってしまいます。一方で、観光資源を持ちながらも、旅行者が訪れず、観光客増加の恩恵を受けていない地域もあります。Airbnbは、多くの地方自治体と提携し、宿泊施設などの観光インフラが整っていない地域にも観光客が訪問するように促し、旅行者の分散を進めています。Airbnbを通じて、日本各地の誰もが空きスペースを民泊として活用し、旅行者に宿泊施設を提供することができます。2023年7月時点で、日本では、6万7000人以上のゲストがホテルのない地域でAirbnb掲載の物件に宿泊しました。わたしたちは、世界でも観光客の地方分散を促進しており、2020年3月から2023年6月までの期間に、1万3,000以上の都市がAirbnbのプラットフォームで初めての宿泊予約を受け付けました。これからも、各都道府県の地方自治体との連携などを通じ、さらに観光分散に協力していきます。

災害時・緊急時に避難先となる民泊

自然災害などの緊急事態が発生し、避難者が一時的な宿泊施設を必要とするとき、観光産業は自治体にとって重要なパートナーとなります。さまざまな非営利団体、政府機関、紹介事業者と連携し、緊急事態発生時に一時的な避難先や滞在先を提供する非営利法人Airbnb.orgは、2024年5月時点で、世界で22万人以上に、Airbnb掲載の物件で140万泊以上を提供しました。たとえば、2024年1月の能登半島地震発生時には、Airbnb.orgは石川県と提携し、被災者に対する二次避難場所としての宿泊施設の無料提供を支援しました。Airbnb Japanと東京都墨田区は2023年、同区民の要配慮者、特に妊産婦に対し、自然災害発生時に一時避難先を提供するための連携協定を締結し、災害に備える体制の整備に一緒に取り組んでいます。民泊では、高齢者と暮らす家族やペット連れの避難者への対応など、個別のニーズにも柔軟に応えることができます。
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需要の季節性に応えられるホームシェアリング

日本には、冬のスキーリゾート、春の桜の名所、大きなお祭りのある町など、観光需要が年間を通じて安定しない地域も多くあります。つまり、繁忙期には宿泊施設が足りず、閑散期には空室が目立ってしまっています。それらの地域が、うまくホームシェアリングを活用することで、繁忙期には既存の宿泊施設だけでは取りこぼしてしまう需要を拾い、閑散期には、長期滞在者や特別な配慮が必要な旅行者向けに滞在場所を提供することができます。このように、Airbnbは、日本各地で空きスペースを民泊として活用できる新しい導線をつくり、地域経済の活性化に取り組んでいます。

ホームシェアリングを通じた多様な雇用機会の創出

ホテルなどの宿泊施設がない地方においても、許可を取得すれば、自宅の空きスペースや空き家を活用して、誰でも比較的容易にホームシェアリングを始めることが可能です。ホストとしてAirbnbのプラットフォームを利用した新しいビジネスや副業を始めたり、清掃スタッフなどのサポートスタッフとして働いたりすることもできます。地域を訪れる人が増えると、飲食・小売などのサービス業も活発になり、新たな経済機会が生まれます。Airbnbは2023年3月までの12か月間に、さまざまな業界において、計約4万1,500人分の新規雇用を創出し、地域経済の活性化をサポートしました。

「暮らすように旅をする」など新たな観光ニーズへの対応

コロナ禍を経て、長期的に特定の地域に滞在して「暮らすように旅をする」スタイルや、ワーケーション、医療ツーリズムなど新たな観光ニーズが生まれました。長期滞在する旅行者には、調理、洗濯、仕事ができる場所などが必要です。Airbnbは、三菱地所などの日本企業と提携し、新たな旅行者のニーズに応えるためのプロジェクトに取り組んでいます。
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Airbnbは、地域活性化に貢献するため、日本全国で地方自治体、観光地域づくり法人(DMO)、地域団体などと連携しています。
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地域と歩むホストの声

“家も、仕事も、畑もシェアしてみんなで足りないものを持ち寄りながら、楽しく生きられる。世界中のゲストと出会うのは学ぶことがいっぱいで、ホストとしてかけがえのない体験ですよ。”
かよさん
Airbnbホスト
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“地元の人を巻き込んで一緒におもてなしをすることが楽しいと感じるようになりました。ゲストがいつでも戻ってこられるような、故郷の様な場所が増えることを目標にしています。”
ゆめさん
Airbnbホスト
“地元のスーパーに行って地元の方が作られたお野菜を一緒に買ったり、お寺にも連れて行っています。”
ともみさん
Airbnbホスト
“最初のチェックインの時に、外国人の方の場合はパスポートのコピーをいただいています。お家の使い方や注意事項を伝えて、バスの乗り方や交通ルールなどは詳しくお話ししています。”
さなえさん
Airbnbホスト
“娘のすすめもあって、部屋も空いていることだしホストを始めました。ゲストと親しくなったら親しみが湧くし、帰る時にはポロポロ涙を流してしまいます。”
ひとしさん&ちえこさん
Airbnbホスト

Airbnbについて

Airbnbは、2人のホストがサンフランシスコの自宅に3人のゲストを迎えた2007年に誕生しました。それ以来、ホスト数は500万人を超え、世界のほぼすべての国と地域で、20億回以上ゲストをお迎えしてきました。訪れるゲストが街や人とのつながりを肌で感じながら世界を旅できるよう、ホストの方々はユニークな宿泊先やほかではできない体験を日々提供してます。
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Airbnb Japanの公共政策チームへのお問い合わせは、下記までご連絡ください。Airbnb Japan 株式会社 公共政策本部Email: pjapan@airbnb.com

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